小さな虫ほど、ゆっくり見る
昆虫観察は、道を横切るアリや、葉の上で休むテントウムシを見ることから始められます。虫を捕まえなくても、色、形、動き、いる場所は観察できます。少し離れて見ることで、子どもにも虫にも落ち着いた時間になります。
KORENANIには、虫の写真に使える「昆虫」認識モードがあります。結果が正しいとは限らないため、安全性の判断や、知らない虫を触る理由にはせず、図鑑などでさらに比べるための手がかりにしてください。
観察の4ステップ
1. 近づく前に立ち止まる
虫がどこへ動くかを少し見てみましょう。花の上、葉の裏、土の近く、木の幹など、いる場所にも発見があります。
親子でこんなことを話せます。
- 足は何本見える?
- 歩く、跳ぶ、飛ぶのどれかな?
- どんな色や模様がある?
- 何の上にいる?何をしている?
2. 手を近づけない
知らない虫を触る、つかむ、容器へ入れるといったことは避けます。進む方向をふさいだり、虫が乗っている葉を動かしたりしないようにします。道路や水辺など危険な場所へ移動した場合は、追いかけずに観察を終えましょう。
3. 安全な位置から写真を撮る
ズームを使う場合は、虫の形が分かる画質になっているか確認します。安全に近づけるなら、体全体が画面に入る距離にします。自分の影が虫へかからない方向から撮ると、急に逃げにくいこともあります。
動きの速い虫は、近くでぼやけた写真を撮るより、少し広めでも形が見える写真を優先します。葉、花、樹皮、土など、見つけた場所が少し写っていると、あとから振り返りやすくなります。
4. 昆虫モードで比べる
チョウ、甲虫、アリ、テントウムシなどには「昆虫」モードを使います。結果が見た虫と似ていない場合は、虫が小さすぎないか、ぼやけていないか、葉に隠れていないか、複数の被写体が重なっていないか確認します。虫や周囲を邪魔しない範囲でだけ撮り直してください。
モード選びは一般・昆虫・植物認識の違い、撮り直しは画像認識の結果が違うと感じたときで詳しく紹介しています。
名前以外にも残せる発見
種類まで分からなくても、観察には十分な価値があります。保存した写真を見ながら、次のことを話してみましょう。
| 観察したこと | 質問の例 |
|---|---|
| 場所 | 葉、木、壁、道のどこにいた? |
| 動き | 歩いた、飛んだ、跳んだ、止まっていた? |
| 形 | 丸い、細長い、平たい、節がある? |
| 模様 | 点、しま、透明な羽があった? |
| 時間 | 朝、昼、夕方のいつだった? |
名前だけを無理に決めず、子どもが実際に見たことを大切にできます。
親子で守りたいこと
- 保護者が近くで一緒に観察する
- 巣、ハチの集まり、クモの巣、知らない虫には触れない
- 直接触っていなくても、外遊びのあとは手を洗う
- 公園、庭園、自然施設のルールを守る
- 刺された、かまれた場合の判断に認識結果を使わず、適切な大人や医療機関へ相談する
虫ではなく、発見を持ち帰る
写真なら、虫はその場で過ごし続けられます。気に入った発見を子ども別のコレクションへ保存し、家で色や形、見つけた場所を振り返りましょう。同じ道でも季節や天気が変わると、出会う虫が変わります。
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